中高層建築に“耐火”秋田杉を 県、基準満たす柱や梁開発へ

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1時間耐火の秋田杉の梁を製造する大館市の木材加工業者秋田グルーラムの工場(同社提供)
1時間耐火の秋田杉の梁を製造する大館市の木材加工業者秋田グルーラムの工場(同社提供)

 秋田県は2020年度、中高層ビルの耐火基準を満たす秋田杉の柱や梁(はり)の開発に乗り出す。人口減少により全国の住宅着工戸数が伸び悩む中、県は今後、国の後押しで中高層ビルへの木材利用が進むとみており、耐火基準を満たす部材の開発で県産材のシェア向上を図りたい考えだ。東北で唯一、実物大の部材で耐火試験を行える県立大木材高度加工研究所(木高研)の試験炉を生かし、22年度の技術確立を目指す。20年度一般会計当初予算案に事業費1600万円を計上した。

 建築基準法では、商業施設やホテル、マンションなど3階以上の建築物は耐火構造としなければならない。その際使用する柱や梁の耐火基準は、炎を当てても強度を保つ時間として高さ4階以下は「1時間耐火」、5~14階は「2時間耐火」など階数が上がるにつれて厳しくなる仕組み。

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