時代を語る・鈴木英雄(25)マタギを惑わすクマ

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山中で仲間と一休み(右から3人目)=昭和51(1976)年4月
山中で仲間と一休み(右から3人目)=昭和51(1976)年4月

 クマの不思議な能力は、ササやぶや幼木の茂みにいて人に気付いたとき、最初こそガサッと音を立てますが、その後、音を立てなくなることです。それでも移動しているんですよ。後から移動した痕跡を見つけて分かるんです。「ああ、ここを抜けていったんだ」ってね。

 クマは秋のうちに木の根の辺りを掘るなどして冬眠の穴を用意しておきますが、いよいよ冬眠という時にも、すぐに穴に入ることはありません。

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