社会減と向き合う:先祖のために(上) 古里の墓守る手助け

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松橋さん宅で遺骨搬送やその後の墓掃除について報告する成田さん(右)=1月9日、東京・新宿区
松橋さん宅で遺骨搬送やその後の墓掃除について報告する成田さん(右)=1月9日、東京・新宿区

 年が明けて間もなく、北秋田市(旧鷹巣町)出身の成田竜也さん(42)は、東京・新宿区の一軒家を訪れた。中へ招かれると、仏壇に線香を上げ、手を合わせた。

 「成田さんがいてくれて本当に助かった」

 家主で北秋田市(旧合川町)出身の松橋里至さん(69)が感謝を口にした。

 松橋さんは18歳の時に父を亡くし、19歳で母アイさんと共に上京。長く一緒に暮らしてきたアイさんは一昨年11月、104歳で亡くなった。葬儀は都内で済ませたが、アイさんは生前、「家族と一緒の墓に入りたい」と望んでいた。その思いに応えようと遺骨を古里の墓に納める手伝いをしてくれたのが、成田さんだった。

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