洋上風力発電の疑問(上)風車騒音 健康被害との関連不透明

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風車騒音について説明する町田名誉教授=千葉県船橋市、日本大学理工学部船橋キャンパス
風車騒音について説明する町田名誉教授=千葉県船橋市、日本大学理工学部船橋キャンパス

 国は「能代市、三種町および男鹿市沖」と「由利本荘市沖」を、洋上風力発電施設を優先整備する「促進区域」として有望視している。2区域にはそれぞれ法定協議会が設置され、具体的な区域設定に向けた協議が続けられている一方、地域住民からは健康や水産資源への影響を懸念する声が聞かれる。昨年12月の法定協に招かれ、発電の影響を解説した3人の専門家に、風車の騒音やハタハタ漁への影響はどこまで分かっているのかなどを聞いた。

 ◇  ◇

 風車から発生する音によって、睡眠障害や頭痛、耳鳴りといった健康被害が生じるのではないか―。陸上、洋上を問わず、風車の「音」を心配する県民は多い。

 日大の町田信夫名誉教授(72)=人間工学=によると、風車から発生する音は大きく二つある。一つはブレード(羽根)が回転して空気を切る時に発生する音。これは騒音レベルが周期的に変動し振幅変調音と呼ばれる。もう一つは発電機などによる機械音だ。

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