キャンセル続き観光、飲食業直撃 東日本大震災以来の大打撃

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秋田港のクルーズターミナル。同港に入港予定の一部のクルーズ船は寄港中止が決まっている=秋田市土崎港
秋田港のクルーズターミナル。同港に入港予定の一部のクルーズ船は寄港中止が決まっている=秋田市土崎港

 新型コロナウイルスの感染拡大は、秋田県内の観光業や飲食業を直撃している。旅行業者ではツアーの参加予約のキャンセルが相次ぎ、団体客を運ぶバスの運行が中止となるケースも目立つ。旅行客の減少に伴い、土産品を取り扱う小売店にも売り上げ減を懸念する声が広がる。また、本格的な歓送迎会シーズンを前に大勢の会食やパーティーの自粛が広がり、飲食店やホテルでも予約のキャンセルが増えている。

 横手市の旅行業者は、関東や関西、北海道で3月に開催予定だったコンサートが中止になった影響で、交通宿泊パック商品約70件の予約のうち、8割がキャンセルとなった。担当者は「3月は歓送迎会を兼ねた団体旅行も増える時期。例年は今ごろからゴールデンウイークの予約も入り始めるが、今年は動きが鈍く深刻な状況だ」と嘆く。

 秋田市大町の居酒屋では、2月中旬から3月までの宴会11件、計152人分が取り消しとなった。店長は「これほどのキャンセルは東日本大震災以来。ここまで事態が深刻だとは思わなかった」と話した。

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