時代を語る・鈴木英雄(36)マタギ文化を後世に

お気に入りに登録
※写真クリックで拡大表示します
マタギ資料館(北秋田市阿仁打当)の展示室で
マタギ資料館(北秋田市阿仁打当)の展示室で

 マタギという呼び名の語源についてはいろいろな説があります。例えば「山を一またぎに歩く」だとか、「まだ(さらに)鬼より強い」とかね。

 私は、マンダの木(シナノキ)の皮を剥ぐ「マンダはぎ」からきているという説が有力じゃないかなと思っています。

 マンダの皮は加工すると、非常に丈夫、しかも柔らかくなる素晴らしい素材で、かつてはいろいろなものに使われました。マンダで作った古い縄がうちに残っていますが、今も柔軟で丈夫そうでまだまだ使えそうです。脚半も雨具の「けら」もマンダでした。マタギはマンダの皮を随分活用してきたのです。

(全文 738 文字 / 残り 479 文字)

この連載企画の記事一覧