時代を語る・川村忠(14)「うまそう」がうまい
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昭和52(1977)年春、秋田に帰郷した際、一時期体調を崩していたおふくろのサヱノが秋田市民市場の川村鮮魚店に復帰、店を再び仕切っていました。そのおふくろに付いて歩き、どの魚をどれくらい仕入れればいいか、仕入れた魚をどう店頭に並べ、どうさばき、提供すればいいのかを覚えました。
魚って面白いんですよ。まず注意しなくちゃいけないのが体形。丸々太っているのがいいんです。肌の色合いやおなかの感じから脂が乗っているかどうかも確かめます。目玉は保存用の氷に触れると白く濁るので、氷に直接接しているかどうかを見てから鮮度を判断します。
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