犯人隠避、県警職員を略式起訴 同僚の車検切れ運転隠蔽

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秋田県警(資料写真)
秋田県警(資料写真)

 車検切れの自家用車を運転した秋田県警職員の違反を複数の職員が隠蔽(いんぺい)しようとした問題で、秋田区検は27日、県警本部の50代男性警部(当時)を犯人隠避の罪で秋田簡裁に略式起訴した。警部と共に犯人隠避容疑で書類送検された3人については起訴猶予処分とした。

 起訴猶予処分となったのは、県警本部の60代男性警視(再任用)と50代男性行政職員、県央部の警察署の30代男性巡査部長。車検切れの車を運転し、道路運送車両法違反容疑で書類送検された県警本部の40代男性行政職員も起訴猶予処分となった。いずれも肩書は当時。

 起訴状などによると、略式起訴された警部は昨年11月11~13日、40代行政職員が車検切れに気付いた後も運転したと知りながら、気付いた後は運転しなかったとする虚偽のメモを作成し、捜査する県央部の警察署にメールを送信するなどして、違反に当たらないと誤信させたとされる。

 車検切れに気付かないまま運転していた場合の規定は道路運送車両法にはなく、処罰の対象にならない。

 地検は、警部が犯人隠避の中心的な役割を担ったと判断。一方、他の3人は悪質性の程度などから起訴猶予処分とした。

 40代行政職員については、車検切れに気付いた後の走行距離などを考慮し、起訴猶予処分としたという。

 県警は16日付で警部を停職3カ月の懲戒処分とし、警視と巡査部長を本部長訓戒、50代行政職員を所属長訓戒の処分としている。40代行政職員は所属長注意を受けた。警部は警部補に降格、警視は依願退職した。