社会減と向き合う:中藤電機産業(上) 県出身者の熱意、形に

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秋田市への進出が決まり、採用面接を行う中藤電機産業営業顧問兼人事部長の保坂さん(中央)。左は田中社長=1月28日、市中央市民サービスセンター
秋田市への進出が決まり、採用面接を行う中藤電機産業営業顧問兼人事部長の保坂さん(中央)。左は田中社長=1月28日、市中央市民サービスセンター

 若者の県外転出が続く秋田県。長年、働く場がないと言われ続けてきたが、近年は県外からの企業進出の動きも目立つ。その中には、県外に出た出身者が古里に寄せる思いが導いた例もあった。連載「つながる力~社会減と向き合う」の第3部は、企業進出の舞台裏にスポットを当てる。

 ◇  ◇

 1月下旬の午後、秋田市役所内の一室。就職希望の男性2人がそれぞれ、緊張した面持ちで入室した。

 「どうぞお掛けください」

 待ち受けていたのは愛知県津島市に本社を置き、空調設備などの自動制御盤や配電盤の設計・製造を手掛ける中藤電機産業の幹部ら5人。秋田で行う初めての採用面接だった。幹部の中には営業顧問兼人事部長を務める保坂正孝さん(71)=秋田市飯島出身=もいた。

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