海外へ算数セット贈り18年 秋田大・杜威教授が退職

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寄付された算数セットの横に立つ杜教授。「多くの協力に感謝したい」と話す
寄付された算数セットの横に立つ杜教授。「多くの協力に感謝したい」と話す

 使われなくなった算数セットを海外の子どもに贈る活動をしている秋田大教育文化学部の杜威(と・い)教授(65)=数学教育学=が今月末、定年退職を迎える。近くフィリピンの小学校に139セットを発送する予定で、寄贈は18年間で計7カ国への約450セットに上る。杜教授は「多くの人に協力してもらい、本当に感謝している」と話す。

 算数セットは小学校低学年の授業で使われ、計算カードやおはじきなどが入っている。2003年、杜教授がマーシャル諸島の小学校に青年海外協力隊として派遣された教え子に2セットを持たせたことがきっかけで始まった。現地にない教材で好評だったため、その後も秋田大で学んだ海外出身の教員が帰国する際に持たせ、昨年1月までに約150セットが海を渡った。

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