陸自隊員の感染、判明丸1日後に会見 県と秋田市、連携欠く

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会見でコロナウイルス感染者について説明する(左から)山木県総合防災課長、近藤市危機管理監、赤田真貴子市保健所健康管理課長=31日午後8時15分ごろ、県庁
会見でコロナウイルス感染者について説明する(左から)山木県総合防災課長、近藤市危機管理監、赤田真貴子市保健所健康管理課長=31日午後8時15分ごろ、県庁

 30日夜に秋田市の陸上自衛隊秋田駐屯地の20代男性隊員が新型コロナウイルスに感染したと確認された件で、県と秋田市は判明後丸1日たった31日午後8時から、共同で記者会見した。事案の公表を巡って、市は30日に「自衛官の感染は防衛省が一括して公表する」として取材対応を見合わせたが、一転して会見し、濃厚接触者が隊員20人の他にもいることを明らかにするなど、一連の対応は混乱した。

 秋田市が取材対応しないことの根拠に挙げたのが、防衛省が3月に入って各都道府県の福祉保健部局宛てに出した文書。自衛官が感染した場合の連絡体制を記載したもので、都道府県に対し、情報を集約し防衛省に情報提供することを求める内容だった。ただ、同省が広報対応を一元的に行うとは記されていなかったという。

 同省は30日の公表前に県と市に対し、「午後9時にプレスリリースをする用意があるがよろしいか」と電話連絡。同省の担当者はあくまで方針を伝えただけで、県や秋田市による発表、取材対応を妨げる意図はないと説明した。

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