地方点描:コロナ狂騒曲[横手支社編集部]

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 異様だった。横浜港に停泊したクルーズ船内で新型コロナウイルスの感染が広がった2月、横手市ではなぜか「市内の人が乗っていた」という根拠のない複数のデマが飛び交った。「お金や時間に余裕がある」といった想像からか。関係のない会社役員夫婦や医療関係者ら複数の名前が挙がった。

 細谷内科医院の細谷賢一院長もその一人。デマはクルーズ船客の下船が行われていた2月20日前後がピークとなり、本紙で会社役員夫婦の風評被害を報じた3月1日以降は下火にはなった。しかし、細谷院長はいまだに医療関係者や患者から「クルーズ船に乗っていたのか」と聞かれることがあるという。

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