後奈良天皇らの自筆文書と確認 愛知・豊橋、私設図書館に所蔵

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和歌2首が書かれた後奈良天皇の「宸翰」(豊橋市図書館提供)
和歌2首が書かれた後奈良天皇の「宸翰」(豊橋市図書館提供)

 江戸時代末期から明治時代まで愛知県豊橋市にあった私設図書館「羽田八幡宮文庫」で保管され、和歌などが記された書が、戦国時代―江戸時代初期に後奈良天皇と後陽成天皇が自ら書いた文書「宸翰」だったことが、5日までに豊橋市図書館の調査で分かった。

 図書館によると、後奈良天皇の宸翰は縦約32センチ、横約55センチ。藤原為家の和歌で、山の桜が一夜で満開になったのどかな情景を詠んだものと、藤原基家の和歌で、女性のつれない態度を鳥がなかなか鳴かないことに例えた2首が書かれている。

 後陽成天皇の宸翰は縦約52センチ、横約32センチ。豪放な筆致で「花鳥風月」と記されている。