北斗星(4月6日付)

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 どうなるのだろう。平穏な生活は、いつになったら戻るのだろうか。新型コロナウイルスの感染拡大に不安が募らざるを得ない。ずっと続くと疑わなかった日常を少しずつ奪っていく。それがこの感染症なのか

▼今日から県内で多くの学校が始まる。先月の一斉休校から春休みを経て約1カ月ぶりの再開。ただし、感染拡大の影響により由利本荘市、にかほ市で小中学校、高校全て、大仙市では中学校の一部で始業が延期された

▼始業に対しては、不安が拭えない保護者もいることだろう。学校では教室の換気や登校前の検温といった対策を徹底するという。そこには学校現場のぎりぎりの努力も垣間見える

▼子供の明るい声が校舎や地域に響く。それが、いかに大切な光景だったことか。そう感じる1日となるに違いない。休校について大仙市の中学生が「声の十字路」に投稿していた。「平凡だけれど、今だからこそより強く感じる当たり前の幸せ。あの頃のように平凡な日常生活を過ごしたい」

▼毎日学校に行って先生や友達に会える。授業を受け、放課後には部活動や生徒会がある。週末は陸上のクラブチームで仲間と汗を流す。それがこの生徒にとっての「当たり前の幸せ」だった

▼感染拡大に伴う国内外の目まぐるしい状況の変化、続く外出の自粛に、どうしても精神的な疲れが蓄積してくる。だからこそ今、中学生と思いを共にして、「感染拡大を防ぐために何ができるのか」を自分自身に問い掛けてみる。

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