今は家で楽しんで 飲食店、外食自粛に対応【動画】

お気に入りに登録

※写真クリックで拡大表示します
男鹿の飲食店で店内飲食中止広がる・ににぎ
男鹿の飲食店で店内飲食中止広がる・ににぎ

 新型コロナウイルスの影響で外食や宴会を自粛する動きが秋田県内でも広がる中、売り上げの落ち込みを少しでも補おうと、持ち帰りで料理を提供する「テークアウト」に活路を見いだそうという飲食店が増えてきた。家で食事を楽しむためのセットメニューを考案したり、商品の受け渡しの際に感染防止に配慮したり。新型コロナ渦を乗り切ろうと、ぎりぎりの模索が続く。

 「今月と来月の予約はほとんどキャンセルになった。今はお客さんに店に来てほしいとは言えない」

 秋田市山王の居酒屋「酒讃家」の店主・藤木聡さん(47)は今月から「おつまみセット」(税込み2千円)のテークアウト販売を始めた。

 その日の仕入れに応じ、旬の山菜や魚介類をふんだんに使った手の込んだ料理を詰め合わせる。店の看板メニューの骨酒を家で楽しんでもらおうと、イワナの焼き干しも持ち帰りメニューに加えた。

 男鹿市北浦の「里山のカフェ・ににぎ」には、国内で感染が広がった3月末も県外から観光客が訪れた。店主の猿田真さん(44)は「感染防止の面で不安がある」と考え、今月4日から店内での飲食を中止。ランチセットや飲み物はテークアウトのみで販売することにした。

 客の入店自体を断り、入り口で注文と会計、商品の受け渡しを行っている。併設する農家民宿も、当面は宿泊客を受け入れない方針だ。

 「古民家の雰囲気と周囲の景色を楽しみながら、ゆっくり過ごしてもらうのが売りの店。それができないのは悔しいがやむを得ない」と話した。

(全文 1068 文字 / 残り 445 文字)