新型コロナの波紋:県飲食業生活衛生同業組合・齊藤育雄理事長 川反、半数が臨時休業
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新型コロナウイルスの感染拡大は、県内経済に暗い影を落としている。それぞれの業界は、この危機をどう受け止め、どう乗り越えようとしているのか、関係者に話を聞く。初回は県飲食業生活衛生同業組合の齊藤育雄理事長に、現状や必要な支援策などを尋ねた。
◇ ◇
―影響の大きさは。
「リーマン・ショックや東日本大震災よりも大きい。私の店がある秋田市大町の繁華街・川反で言えば、2月から県外客が減り、3月は県内の人も出歩かなくなったように感じる。通りにほとんど人がいない。歓送迎会から花見、ゴールデンウイークという繁忙期の流れが全てなくなった。竿燈まつりの中止が決まったのもかなりの打撃だ。まつり期間中に8月の収入の大部分を稼ぐ店や、屋台を出している店も多い。頼みの綱が切れたようで、気持ちも沈んでしまう」