小痴楽と宮治がネット落語 久しぶりの高座「幸せ」かみしめ

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ネット落語を披露した桂宮治(左)と柳亭小痴楽=東京都内
ネット落語を披露した桂宮治(左)と柳亭小痴楽=東京都内

 インターネット落語会「超落語 Produced by S亭@ニコニコネット超会議2020」が開かれ、若手人気落語家の柳亭小痴楽と桂宮治が生配信で落語を演じた。

 新型コロナウイルスの影響で寄席が閉まり、落語会も次々と中止となったため、2人は1カ月近く落語をしていなかったという。小痴楽はベテランと新人の泥棒が登場する「両泥」を披露し、まくらで「コロナで一番困っている商売は泥棒。みんなが家にいるから」と笑わせた。

 宮治は親子の掛け合いが楽しい「初天神」で、縁日のにぎわいをたっぷりと演じた。「落語の住人は平和だなあ。みんなが『こんちは』って長屋に入っていって、往来でけんか、言い合いをする世界に戻りたいですよね」としみじみ語った。

 目の前に客がいない不慣れな状況だったが、小痴楽は「しゃべり始めると、楽しませるよりも自分が楽しいが勝っちゃった。プロ意識に欠けていたけど、高座は幸せでした」と振り返った。

 宮治も「しゃべる場所があることが本当に喜びだった。死ぬまで落語を続けて、お客さんを楽しませたいという気持ちを再認識できた」とうなずいた。

 落語の模様は、インターネットの「ニコニコ生放送」で30日まで公開中。千円のネットチケットを購入すれば視聴できる。