新型コロナ、根拠ない差別で心に傷 県内でも深刻化

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感染者への嫌がらせや中傷をしないよう訴える県広報
感染者への嫌がらせや中傷をしないよう訴える県広報

 新型コロナウイルスの感染を巡り、差別的な言動や中傷が秋田県内で起きている。根拠のないうわさを流され、中には差別や中傷を受けて退職に追い込まれた人もいる。コロナへの不安が募る中、日常生活まで脅かされた被害者たちは「差別される側の気持ちを考えてほしい」と訴える。

■引っ越し手伝いへ関東へ 追い詰められて退職

 「コロナで不安なのは分かります。でも、心ない言葉がどんなに人を傷つけるか知ってほしい」。県内の40代の女性が語る。

 先月、夫と2人で関東に引っ越す子どもの手伝いに行った。女性の職場には、同じように進学や就職で子どもが県外に出る人が何人もおり、「お互い感染に気を付けよう」と言葉を掛け合った。他の場所には立ち寄らず、手指消毒、うがい、マスク着用を徹底。滞在は24時間以内と決め、1人で新生活を送るわが子との別れをじっくり惜しむこともできなかった。帰ってからも周囲との摩擦はなかった。

 だが、夫の職場は違った。

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