「尼彦入道」は秋田のアマビエ? 護符として厄よけに

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尼彦入道について取り上げた1876(明治9)年7月22日付遐邇新聞の記事
尼彦入道について取り上げた1876(明治9)年7月22日付遐邇新聞の記事

 秋田県内で明治時代、「尼彦入道」という謎の化け物の絵を戸口に貼り災難を免れるという信仰が広がっていた。新型コロナウイルスの感染拡大に絡み注目が集まる江戸期の妖怪「アマビエ」に重なる信仰。当時の様子は秋田魁新報の前身「遐邇(かじ)新聞」も取り上げている。

 アマビエは江戸時代の瓦版に掲載された半人半魚の妖怪で、肥後国(現在の熊本県)に現れたとされる。長い髪にくちばし、うろこに覆われた胴体が特徴。「病がはやったら私の写し絵を人々に見せよ」と告げて海に消えたとの言い伝えがある。

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