河野防衛相“フェイクニュース発言” 知事の不快感気にした?

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河野防衛相(左)と佐竹知事
河野防衛相(左)と佐竹知事

 イージス・アショア配備計画に関するメディア各社の報道を、河野太郎防衛相が「フェイクニュース」と非難した。背景には、報道を機に防衛省への不快感をあらわにした佐竹敬久知事への意識がにじむ。識者は「政府が認めたことだけが正しい事実だとする、表現の自由を侵害しかねない発言だ」と批判する。

 きっかけは、6日に読売新聞が朝刊1面で特報した「イージス、秋田候補地断念」という記事。陸上自衛隊新屋演習場(秋田市)への配備を政府が断念する方向で検討に入り、県内で新たな配備候補地を検討する方針だと伝えた。情報源は「複数の政府関係者」と記した。NHKなども同様のニュースを伝え、秋田魁新報は共同通信が配信した記事を掲載した。

 7日午前10時ごろ、佐竹知事は県庁で報道各社の取材に応じた。「政府からの連絡は全くない」「(防衛省に問い合わせたが)まだそういう決定はしていないと言われた」

 「国防上の機密がべらべら漏れている。ますます不信感がわく。当事者のわれわれに何も情報がないから困るんだよ」という発言には、防衛省に対する不快感が明瞭だった。

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