ニュースの「つぼ」:日本画家・平福百穂の「豫譲」

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「豫譲」1917年 絹本金地著色 六曲一双 各171.9×372センチ 永青文庫蔵(熊本県立美術館寄託)
「豫譲」1917年 絹本金地著色 六曲一双 各171.9×372センチ 永青文庫蔵(熊本県立美術館寄託)

 国の文化審議会は3月、仙北市角館町出身の日本画家・平福百穂(ひらふくひゃくすい)=1877~1933年=の代表作の一つで、永青文庫(東京)が所蔵する「豫譲(よじょう)」を重要文化財とするよう文科相に答申した。明治以降に活躍した本県出身画家の作品が重文指定されるのは初。百穂の数ある名作の中から、なぜこの作品が選ばれたのか。文化庁や県内の研究者による評価から見えてくるのは、百穂にとっての記念碑的作品であり、特質が凝縮されているといった要素だ。

 文化庁がポイントの一つに挙げたのが、作品としての完成度が高く、百穂の出世作であること。これについて、県立博物館学芸員で美術史家の山本丈志さんは「百穂の代表作中、最も華々しい経歴を持つのが『豫譲』」と話す。

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