大館でPCR検査の全自動装置手掛ける 所要時間3分の1に

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核酸自動抽出装置を製造しているエヌピーエス=大館市花岡町(同社提供)
核酸自動抽出装置を製造しているエヌピーエス=大館市花岡町(同社提供)

 秋田県大館市花岡町の体外診断システム開発「エヌピーエス」(NPS、池田秀雄社長)が、新型コロナウイルス感染の有無を調べるPCR検査に使われる核酸自動抽出装置を製造している。親会社のプレシジョン・システム・サイエンス(PSS、千葉県松戸市)は、同装置を用いた全自動PCR検査システムの国内販売を目指している。厚生労働省が認可すれば、県は同システムを導入する方針だ。

 NPSによると、核酸自動抽出装置は細胞などから遺伝子を自動で抽出・精製する。不純物などを取り除いて遺伝子を取り出すまで、手作業であれば3時間ほどかかるが、装置を使うと約30分で済む。装置の規模によって、1回で6~12検体の検査前処理が可能。遺伝子を抽出するための試薬も、NPSの大館試薬センターで製造している。

 NPSは核酸自動抽出装置を約20年前から製造。相手先ブランドによる生産(OEM)により、親会社のPSSが欧州や北米、中東、アジアなどの医療機器メーカーに年間千台以上を販売している。このうち半数以上がNPS社製だという。

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