医療機関、マスクやガウン確保課題 院内感染に募る危機感

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医師らが記名し再利用している高性能マスク「N95」
医師らが記名し再利用している高性能マスク「N95」

 新型コロナウイルスの感染拡大に伴う緊急事態宣言は解除されたが、医療機関で使うマスクやガウンなど防護具確保の課題は残っている。感染者を受け入れる入院病床を整えた病院の一つ、市立秋田総合病院(秋田市川元松丘町)では、高性能マスクなどが底を突く恐れがあり、院内感染を警戒する医療スタッフが緊張を強いられている。

 「秋田は新たな感染者の発生が落ち着いた状況にあるが、一部物資の入荷の見通しは厳しいまま。もし感染した患者さんがいっぱい来たら、大変なことになる」

 伊藤誠司・理事長兼院長は厳しい表情でこう話す。

 同病院は県からの協力依頼を受け、先月4日までに感染患者用の入院病床を4床確保した。診療やPCR検査用の検体採取にもマスクやガウン、ゴーグルなどの防護具が必要だが、いまだに供給が不安定な物資も少なくない。