時代を語る・小川健吉(11)値段は自分で決める

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地元・新関集落のブドウ畑で研究会の仲間たちと(後列右)=昭和63年
地元・新関集落のブドウ畑で研究会の仲間たちと(後列右)=昭和63年

 ブドウは売り方にこだわってきました。就農した昭和42(1967)年当時は業者に売っていました。業者は農家を訪ねて農産物を買い集め、それを市場やスーパーに出すのです。相場が分からないものだから、その人の言い値で売るしかありません。出荷規格に合わせて作る自信がなかったので、農協には出しませんでした。

 自分で売りたいと思い始め、5年ぐらいしてからは、湯沢市内の青果市場に納めるようになりました。それでも房や粒が小さいと、なかなかいい値段が付かなくてね。味は同じなんだから、サイズに関係なく売れないものかと考えていました。

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