民謡王国・秋田の全国大会、8割超中止 歌声響かない年に

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県内民謡全国大会の草分け的存在である「本荘追分全国大会」=2017年8月、由利本荘市文化交流館カダーレ
県内民謡全国大会の草分け的存在である「本荘追分全国大会」=2017年8月、由利本荘市文化交流館カダーレ

 「民謡王国」と称される秋田県民謡界にも新型コロナウイルス感染拡大の影響が及んでいる。県内では例年4月から11月にかけて、毎月のように民謡の全国大会が開かれてきた。しかし今年は、感染の収束が見通せないとして、主要大会の8割超が既に中止を決定。歌声が聞こえない異例のシーズンとなっている。

 県民謡協会などによると、県内の主要12大会のうち、▽秋田船方節(11月15日、男鹿市)▽秋田飴(あめ)売り節(同23日、大仙市)―の2大会を除く10大会が中止を決めた。

 シーズンの皮切りは4月5日、秋田市土崎港のセリオンプラザの「秋田港の唄全国大会」となるはずだった。県内外から約100人がエントリー。主催する秋田市民謡連盟は、出場者に着物ではなく平服での参加を要請し、会場での着替えを禁止することで控室の「3密」を避けるなどの感染防止策を講じることにしていた。しかし、開催約1週間前の3月27日に県内で新たな感染が確認されたことを受け、翌28日に急きょ中止となった。

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