クマ被害多発、人間とのすみ分け必要 県が共生ビジョン策定

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秋田市太平の山林に姿を見せたツキノワグマ=昨年6月29日(加藤明見さん撮影)
秋田市太平の山林に姿を見せたツキノワグマ=昨年6月29日(加藤明見さん撮影)

 クマの出没や人身被害が秋田県内で近年多発していることを受け、県は今年、中長期的な対策の指針「県野生鳥獣管理共生ビジョン」を策定した。人間の生活圏からクマを遠ざけるための取り組みを強化し、人間とのすみ分けを目指すとしている。

 県内ではここ数年、クマの目撃件数や捕殺頭数が急増し、住宅街で人が襲われるなどの被害も目立つ。ビジョンは、人口減が進む中で中山間地で暮らす人が減って人間の活動エリアが縮小し、林業や狩猟といった営みも衰えたため、クマに対する人間の側からの圧力が低下したと分析。個体数が増えるとともに人間を恐れないクマが増え、生息域を広げていると指摘した。

 こうした状況認識を踏まえ、ビジョンは「クマが出没しても何もしない、何も言わない、リアクションしない人の在り方を根本から変えていかなければならない」と危機感を強調。「地域社会が結束して、人とクマがすみ分けながら共に歩む秋田を目指す」と基本理念を掲げた。

 その実現のための具体的な手法として挙げたのは、▽ゾーニング管理▽クマを追い払うベアドッグ▽学習放獣―など。

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