地方点描:旬の味[能代支局三種町駐在]

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 青空を映した水面と緑の葉が陽光にきらめく風景は、フランスの画家モネが描いた名画「睡蓮(すいれん)」のよう。三種町のジュンサイ沼には今年も小舟が浮かび、ゼリー状のぬめりに包まれた若芽が摘み取られている。地元住民が「食べるエメラルド」と呼ぶことからも、生産量日本一の誇りと愛着が伝わる。

 ジュンサイはいま、二重の危機にひんしている。新型コロナウイルスと近年例のない不作だ。外出自粛で首都圏のホテルや料亭からの引き合いが激減した。最盛期に入り、いつもなら注文の電話が鳴りやまないはずの加工販売業者の事務所はひっそりとしたままだ。

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