WEB独自:「能代工」の校名残して、署名9千超 県議会はどう判断

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 バスケットボール名門校としてその名が知れ渡る能代工業高校が、能代西高校と来春統合する。その統合校の名称案「能代科学技術高校」に対し、全国のバスケファンや県北の住民らが「能代工の名を残して」と声を上げ、合わせて9千筆を超える署名を集めた。一方、地元には「農業高の伝統を持つ能代西にも配慮する必要がある」との声も根強い。県は開会中の6月議会に県立高校設置条例改正案を提出しており、可決されれば「能代科学技術」の校名が正式に決まる。土壇場に来て熱を帯びてきた名称問題。県議たちの判断に注目が集まる。
(取材・喜田良直、棟方幸人、佐々木翔吾、佐藤朋紀、田中倫子)

  県教育委員会が決めた名称案「能代科学技術」に対し、最初に声を挙げたのは、専門誌「月刊バスケットボール」の初代編集長で、1973年から能代工を取材する島本和彦さん(73)=東京都=だ。4月から5月末までインターネットで「能代工」の3文字を残すよう求める嘆願書への署名活動を実施。国内外から3666筆を集めた。

 島本さんは「『能代工』の名前にはすごいブランド力があるのに、それを簡単に捨てようとしている。何を考えているのだろう。このまま科学技術高校に決まっていいのか。市民はおとなしすぎる。『行動を起こそう』と言いたい」と語気を強める。