帰れない、バイトできない… ベトナム人留学生、コロナで苦境

お気に入りに登録
※写真クリックで拡大表示します
同郷の友人を頼って本県に来たディンさん(中央)と、今春秋田大に入学したグエンさん(右)。時々ベトナム人留学生で集まり、近況を報告し合っている
同郷の友人を頼って本県に来たディンさん(中央)と、今春秋田大に入学したグエンさん(右)。時々ベトナム人留学生で集まり、近況を報告し合っている

 新型コロナウイルス感染拡大の影響で、秋田県内に住む外国人留学生らが苦境に直面している。「飛行機の運休が続き母国に帰れない」「アルバイトができず、貯金を切り崩している」―。夢を追って来日した彼らは、何に困っているのか。秋田で暮らすベトナム人留学生らに聞いた。

 「1カ月くらい待てばすぐに飛ぶと思っていたのに」

 こう話すのは、3月に鹿児島県の日本語学校を卒業したディン・トゥ・クック(20)さん。ふるさとへの帰国がかなわず、現在は友人が住む秋田市内のアパートに身を寄せている。

 当初は日本語学校を卒業後、一時帰国する予定だった。だが日本と母国を結ぶ定期便がコロナ禍で運航を停止し、帰れなくなってしまった。

 困った末、秋田大に留学中の同郷の友人を頼って本県に来た。現在アルバイトはしていない。家計を切り詰めているが、それでも生活費は月2万5千円ほどかかる。「友達から、お金を借りることもあります」と明かす。