地方点描:初代の思い[大曲支局美郷町駐在]

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 美郷町本堂城回地区に古くから伝わるわら人形「鍾馗(しょうき)様」は、大きく見開いた目や高さ4メートルのたくましい体が印象的だ。今年も田植えが一段落すると、住民が集まり、わらを束ねたり俵に詰めたりして立派な姿に仕上げた。

 住民によると、鍾馗様作りは昭和後期にコンバインの普及に伴い稲わらが入手しづらくなったことで一時途絶えていたが、1989年に地元の3集落が城回集落組合を結成した際、初代組合長の進藤晃成さんが「地域の人が集まる行事が必要だ」と復活させた。

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