花岡事件から75年(上)まもる会 踏み付けた方は忘れる

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中国人収容所跡が沈むダム湖近くの丘に立つ日中不再戦友好碑。周囲には木が生い茂り、ダム湖は見えない=大館市花岡町
中国人収容所跡が沈むダム湖近くの丘に立つ日中不再戦友好碑。周囲には木が生い茂り、ダム湖は見えない=大館市花岡町

 きょう30日で花岡事件から75年。経験者や目撃者が少なくなる中、風化を防ぐための模索が続いている。歴史継承のいまを追った。

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 「5月の1件、3人だけですね」。大館市で花岡事件ゆかりの地を巡るフィールドワークの案内人を務める富樫康雄さん(84)=同市御成町=は、本年度のガイド実績を寂しそうに明かす。新型コロナウイルスの影響は、終戦間際に起きた事件を伝える活動にも及んでいる。

 1997年に本格化した花岡事件のフィールドワークは、事件の現場を確認する機会として、県内外の中高生や大学生、教職員、平和・市民団体らに利用されている。実施する「花岡の地・日中不再戦友好碑をまもる会」によると、昨年度までに313件、7479人を案内した。

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