地方点描:新時代の観光[角館支局長]

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 硫黄の香りと柔らかな乳白色のお湯が心身の疲れを癒やしてくれる。新型コロナウイルスの感染拡大で休業するなどしていた乳頭温泉郷が今月から通常営業に戻り、当方も久しぶりに堪能した。

 国内外に知られた秘湯だけあり、徐々にではあるが客足は回復してきている。ただ、話を聞くと単にコロナ以前に戻っているわけではなかった。七つの温泉宿でつくる乳頭温泉組合の竹内貴祐組合長は「安全安心を提供するためには、お客さまにも協力と面倒をお掛けしなければならない。旅先ぐらいはコロナを忘れていただきたいのだが…」と悩ましい胸中を明かす。

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