豪雨で高齢者向け99施設被災 9割で浸水・停電続く、九州など

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豪雨で球磨川が氾濫し、浸水した特別養護老人ホーム「千寿園」=5日、熊本県球磨村(共同通信社ヘリから)
豪雨で球磨川が氾濫し、浸水した特別養護老人ホーム「千寿園」=5日、熊本県球磨村(共同通信社ヘリから)

 梅雨前線による記録的な豪雨で福岡、熊本両県を中心に特別養護老人ホーム(特養)やグループホームなど、高齢者向けの99施設が被災し、うち9割に当たる89施設が現在も浸水や停電、断水といった状況が続いていることが11日、厚生労働省のまとめで分かった。

 高齢者施設には自力歩行が難しかったり認知症だったりする人も多いが、地価の安さなどから、川沿いや山間部など災害による危険性が高い所に立地する施設も少なくない。今回は職員が手薄になる深夜や未明に災害が起きており、要介護者や障害者ら「災害弱者」の避難の課題が改めて突き付けられた形だ。