時代を語る・伊藤次男(23)新幹線と不思議な縁

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幻の西回りルート
幻の西回りルート

 日本初の高速鉄道「東海道新幹線」が開業したのは、東京オリンピック開幕直前の昭和39(1964)年10月1日でした。中央大4年生として東京に住み、オリンピックのボート競技本番に向け、最後の調整に余念がない頃でした。

 県の東京事務所から総合調整課へ異動した44年は、東海道以外は未開通の新幹線網を国が全国に広げようとしている時期でした。中でも秋田にとって最大の関心事は、東北新幹線のルートがどうなるかでした。大宮―盛岡間は既に決定。青森までの延伸を大館や弘前経由の「西回り」にするか、八戸を通る「東回り」とするのか―。

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