WEB独自:自販機で熱々「BiGバーガー」販売終了へ

会員向け記事
お気に入りに登録
BiGバーガー
BiGバーガー

 約半世紀にわたって県民に親しまれてきた熱々の箱入りハンバーガー「BiGバーガー」が、今秋にも販売を終了する。商品を扱ってきた専用の自動販売機が老朽化し、代替機を用意することが困難な状況であることから、製造・販売業者が決断した。スケート場や体育館などのスポーツ施設を中心に販売されてきた素朴な味わいのバーガー。慣れ親しんだファンからは惜しむ声が上がりそうだ。

 BiGバーガーを製造・販売しているのは秋田市土崎港の森林純一さん(69)。現在、自宅近くの住宅地の一角と、県立スケート場(秋田市新屋)の計2カ所に自販機を置いている。今月に入り、自宅近くの自販機が故障。スケート場に置いているものも数年前から加熱機能が効かなくなることが増えているという。自販機の製造業者からは「修理はもう無理」と言われ、新たな機械も製造されていないことから、バーガーの箱の在庫がなくなり次第、販売をやめることにした。

 スケート場は現在、シーズンオフのため、自販機での販売はしていない。自宅近くの自販機に掲げた案内文を見て、森林さんに直接連絡してきた人にのみ、冷蔵の箱入りバーガーを売っている。箱の在庫は約500個で、今年秋ごろには完売する見通しだ。

 「多くの人に懐かしい味だと言ってもらえるのはありがたい。販売を終えることに寂しさはあるが、ほっとしている気持ちもある」と森林さん。

秋田の最新ニュース