お堀端の学びやから(上)和洋高解体 廊下100メートル、校舎細長く
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秋田市中心部で、旧秋田和洋女子高校の解体工事が進んでいる。同校は今春から秋田令和高に名を改め、共学化して新校舎でスタート。千秋公園のお堀端に立つ校舎はその役目を終えた。解体が進む校舎の様子や、そこから見える周囲の街並み、関係者の思いを取材した。
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解体は5月7日に着工。校舎内は先月、和洋高に続き令和高で校長を務める高橋修さん(61)の案内で回った。床や壁の内装は大部分が取り払われ、元の教室はコンクリートの柱や壁がむき出しになっていた。学校備品の多くは運び出された後だったが、黒板や職員用の机、応援団の腕章、壊れた管楽器などが一部に残され、往時の雰囲気をとどめていた。
鉄筋コンクリート(RC)造り4階建て。お堀と旧県民会館跡地に挟まれた敷地で、南北に細長い校舎だ。奥行きは約120メートルなのに対し、幅は狭い場所では12メートル程度しかない。各階とも西(お堀)側に1本の長い廊下が通り、東(旧県民会館)側に各教室が配置されていた。
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