県道寸断で一時孤立も解消 由利本荘市北ノ股地区【動画】

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消防署員の手を借りて県道が流失した箇所を渡る住民=28日午前11時55分、由利本荘市北ノ股
消防署員の手を借りて県道が流失した箇所を渡る住民=28日午前11時55分、由利本荘市北ノ股

 秋田県由利本荘市北ノ股字竜ケ沢では、路面の流失や土砂崩れで県道が寸断され、9世帯28人が一時孤立した。午前8時55分ごろ、消防署員が徒歩で現地入りし、孤立状態は解消された。けが人はいなかった。

 路面の流失は幅4メートル、長さ数メートルの規模で、道路の下を流れる水路が増水したのが原因とみられる。現場では、避難先に向かう住民が、消防署員らの手を借りながら、はしごを伝って慎重に対岸へ渡った。家族6人で避難した女性(87)は「80年以上この場所に住んでいるが、大雨で避難するのは初めて。怖かった」と話した。

 北ノ股地区ではこのほか、県道脇や民家の裏山で土砂崩れが発生。土砂が自宅の敷地に流入した髙橋邦重さん(69)は、「雨は午前4時ごろから強くなり、5時ごろピークに達したと思う。土砂が家に直撃しなかったのは不幸中の幸いだった」と振り返り、「自然の脅威を感じた。復旧には時間がかかるだろう」と途方に暮れていた。

 市危機管理課によると、避難指示が出た北ノ股、南ノ股両地区からは午後6時現在、7世帯17人が三条地区の公民館に避難している。