泥のにおいで目が覚める 秋田市下浜、家の周りが茶色の水で

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床上浸水し居間の床が泥まみれになった秋田市下浜名ケ沢の住宅=28日午後12時10分ごろ
床上浸水し居間の床が泥まみれになった秋田市下浜名ケ沢の住宅=28日午後12時10分ごろ

 秋田市下浜名ケ沢の会社員男性(61)は午前2時ごろ、泥のにおいで目が覚めた。居間の窓から外をのぞくと、家の周りが茶色く濁った水に漬かっていた。自宅近くを流れる下浜鮎川が増水した影響とみられる。

 慌てて居間を出ると玄関には水がたまっており、靴や踏み台が浮いていた。戸を開けると泥水がどっと屋内に流れ込んできた。

 「普段はよほど雨が強くないと家の中まで雨音は聞こえないが、昨夜は結構聞こえた。これほどの被害になるとは思わなかった」。日中、泥で汚れた家を掃除しながらため息をついた。

 同じ地区の女性(72)は、管理する空き家が床上浸水した。泥水が入り込んで家具が水に浮き、流れ着いた木の枝やごみが散らかっていた。ドアには床上50センチほどまで浸水した跡が残っていた。「こんな水害は初めてで怖かった。九州のような豪雨被害は人ごとでないと感じる」

 秋田市雄和新波では、新波川近くの道路が冠水。地元の会社員男性(38)によると、午前5時ごろから冠水が始まり、8時半過ぎには足首ほどの深さまで漬かった。

 前日の夕方から雨脚の強さが気になっていたとして、「もしかすると冠水するかもと思っていたが、予想以上に水があふれてきて怖かった」と話した。

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