「地鳴り…地震だと思った」 市街地で冠水も、大仙市

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大雨の影響で冠水した道路。足首ほどまで漬かりながら歩く人の姿も見られた=28日午前10時半ごろ、大仙市高梨
大雨の影響で冠水した道路。足首ほどまで漬かりながら歩く人の姿も見られた=28日午前10時半ごろ、大仙市高梨

 「地鳴りのような音がして目が覚めた。最初は地震だと思った」。午前4時ごろ、自宅の2階で寝ていた秋田県大仙市大沢郷寺の会社員男性(59)が薄暗い中で階段を降りると、本来あるはずのない木や草が居間の窓を覆っていることに気付き、一瞬で眠気が吹き飛んだ。

 自宅から5メートル離れた斜面が幅10メートル、高さ7メートルにわたって崩れていた。土砂は居間の掃き出し窓の3分の1ぐらいまでの高さに達し、ゆがんだ窓枠の隙間から泥水が入り込んでいた。「もう少しで危ないところだった。倒木が飛び込んできていたら大変だった」

 大曲地域を流れる福部内川近くでは道路が100メートルほどにわたって冠水し、民家近くまで迫った。川沿いで1人暮らしをしている50代女性は「雨が降った日はいつも不安になる。避難しようにも持病があるし、新型コロナ対策の用品など持っていかなければならず難しい」とつぶやいた。

 市中心部でも各地で道路が冠水。丸子川に架かる国道13号・大曲バイパス下の交差点では、降り続いた雨水などで道路が漬かった。

 地元の町内会長(70)は「夜中にバケツをひっくり返したような強い雨が降っていてゆっくり眠れなかった。高齢者や1人暮らし世帯が多い地域だが、大きな被害が出なくてよかった」と話した。

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