床上浸水や道路寸断で集落孤立 県内、大雨被害【動画】

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雨で水位が上がった雄物川=新波橋付近、28日午後2時12分
雨で水位が上がった雄物川=新波橋付近、28日午後2時12分

 梅雨前線や低気圧の影響で、28日の秋田県内は大雨に見舞われた。由利本荘市では集落が道路寸断により一時孤立。秋田市や由利本荘市では複数の住宅が床上浸水した。交通機関も大幅に乱れた。けが人は確認されていない。

 秋田地方気象台によると、降り始めの26日午後6時から28日午後4時までの主な地点の降水量は、秋田市大正寺226・5ミリ、大仙市大曲201・0ミリ、秋田市134・0ミリなど。

 気象庁はレーダー解析などの結果、28日午前5時半までの1時間に由利本荘市北部付近で約100ミリの猛烈な雨が降ったとみられるとして、数年に1度しか降らない大雨を示す「記録的短時間大雨情報」を発表した。

 大仙市大曲では、午前3時半ごろまでの1時間に7月の観測史上最大となる51・5ミリの非常に激しい雨を記録。秋田市大正寺は午前4時10分までの3時間降水量が観測史上最大の110・0ミリに上った。

 由利本荘市消防本部によると、一時孤立したのは同市北ノ股字竜ケ沢の9世帯28人。午前6時55分ごろ、集落に至る県道が路面の流失や土砂崩れで寸断されているのを消防が確認。約2時間後に消防署員が徒歩で現地入りするまで孤立が続いた。

 また、県警によると、同市岩城勝手字雪川の国道7号の路側帯と歩道が縦約10メートル、横約7メートル、深さ約5メートルにわたり陥没。午前4時40分ごろに通行人から110番があった。

 県などによると、午後5時15分現在、住宅の床上浸水は秋田市仁井田、下浜、河辺、雄和の計9棟、由利本荘市館前、土谷の計2棟。このほか、秋田市と由利本荘市、大仙市の30棟が床下浸水。大仙市の6棟が一部破損した。

 JR秋田支社によると、秋田新幹線こまちは上下4本が運休、秋田―盛岡間で上下26本が区間運休した。

 奥羽線は上下35本が運休または区間運休。羽越線は特急いなほの上下6本、普通列車の上下22本が運休した。田沢湖線は上下2本、北上線は上下9本が運休した。

 国土交通省秋田河川国道事務所によると、日本海東北自動車道本荘インターチェンジ-大内ジャンクション間で、のり面の崩落が発生し、上り線の通行止めが続いている。

 秋田地方気象台によると、今回の大雨は、東北地方南部に停滞した梅雨前線が影響。前線や前線上の低気圧に温かく湿った空気が流れ込み、大気の状態が不安定となり大雨を招いた。

 気象台は、大雨の峠は越えたが、これまで降った雨で地盤の緩んでいる所があるとして、引き続き土砂災害への警戒や河川の増水への注意を呼び掛けている。

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