クルーズ船寄港ゼロに官民落胆 来年の寄港にも暗雲

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昨年4月、秋田港に初寄港した「クイーン・エリザベス」。今年は3回の寄港を予定していた
昨年4月、秋田港に初寄港した「クイーン・エリザベス」。今年は3回の寄港を予定していた

 秋田、船川、能代3港に今年寄港する予定だったクルーズ船は全て寄港を中止した。乗船客の利用を見込んでいたバス会社や土産物店のほか、誘致してきた県などは落胆を隠せない。新型コロナウイルスの収束は見通しがつかず、来年の寄港も暗雲が垂れ込める。

 県は観光振興や地域のにぎわい創出を狙い、2012年から誘致に力を入れてきた。18年にはクルーズターミナルや大型船に対応できる係留施設などを整備し、受け入れ体制を整えた。寄港数は徐々に増え、今年は過去最多の29回を見込んでいた。これらの船の定員を合計すると、5万5千人の来県がかなわなかったことになる。

 秋田中央交通(秋田市)は、乗船客向けに50台以上のバスを運行する予定だった。同社観光センターの佐藤輔所長は「寄港中止を想定し、別用途にバスを回すなどしてきたが、新型コロナの影響で他の旅行ツアーなどの予約もキャンセルとなっている」と話す。

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