福部内川は氾濫?増水? 28日の大雨、県と大仙の見解ずれ

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増水した福部内川の水を、近くを流れる丸子川に排水した=28日午前8時20分ごろ、大仙市大曲須和町
増水した福部内川の水を、近くを流れる丸子川に排水した=28日午前8時20分ごろ、大仙市大曲須和町

 28日にかけて秋田県内を襲った大雨で、県は大仙市の福部内川が「氾濫した」と発表する中、市は「氾濫」とは言わずに災害情報の発信を続けた。一体、なぜなのか。

 「氾濫というイメージとは違う」。28日午後、秋田魁新報が福部内川の状況について尋ねると、市はこのように回答した。

 同日午前6時半の時点で、河川管理者の県は同市大曲の福部内川左岸から水があふれていることを確認。程なく氾濫発生情報を出した。確認は職員が目視でしたという。

 国土交通省によると、一般的な氾濫として認識されているのは、川があふれることによる「外水氾濫」。川が増水してその水が河川区域外、つまり川ではない場所にあふれ出た状態を言う。程度には幅があり、必ずしも、街中に水があふれかえるような大災害とは限らない。

 市の担当者は、氾濫という言葉について「堤防を越えたり壊したりといったものすごく大きなエネルギーで水があふれてくるイメージがある。市としてはそうした状況ではないと考えた。市民の混乱、誤解を招きかねないため、『増水』などの言葉を使った」と説明する。

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