ニュースの「つぼ」:不作続く三種町のジュンサイ
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三種町特産のジュンサイが今季、記録的な不作に陥っている。町は春先の冷え込みで生育が進まなかったことが原因とみるが、生産現場には、農家の後継者不足に伴いジュンサイ沼が古びたことが不作に拍車を掛けているのではないかと指摘する声もある。生産量日本一の産地で何が起きているのか。
ジュンサイが不作に見舞われるのは、雨不足の影響を受けた昨年に続き2年連続。昨年の出荷量は前年比25%減の170トンで、8年前に比べ4割減った。
今季は5月に本格的な収穫期を迎えたが、春先の低温が響いたためか、収量はいまひとつな状況が続いた。新型コロナウイルスの影響で飲食店需要が激減し、販売も振るわなかった。緊急事態宣言の全面解除を受け、6月以降販売は少しずつ持ち直したが、収量の低迷は続いた。
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