山手線など駅スタンプの図柄刷新 17年ぶり、JR東日本78駅

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JR東京駅のスタンプ。右が新
JR東京駅のスタンプ。右が新

 東京のJR山手線などに置かれている「駅のスタンプ」の図柄が、17年ぶりに変わった。以前の写実的な絵から、駅名の漢字1文字をモチーフにした図案に転換しているのが特徴だ。新旧を見比べてみた。

 デザインを新しくしたのは、JR東日本東京支社管内の全78駅。これまでは新宿御苑(千駄ケ谷駅)をはじめとする名所旧跡や、神田祭(神田駅)などの祭り、松尾芭蕉(北千住駅)らゆかりの人物などを用いていたが、すべて漢字と地域のシンボルを組み合わせた意匠に統一された。

 皇居の二重橋を採用していた東京駅は「東」という字に丸の内駅舎のドームを組み合わせ、鈴を付け加えた。待ち合わせ場所の目印として親しまれている「銀の鈴」にちなむ。

 葛飾納涼花火大会と金町浄水場の取水塔を取り合わせていた金町駅は、「金」をカワセミと和船が飾る図柄に。同駅の北にある水元公園にカワセミを観察できる所があり、江戸川の「矢切の渡し」には今も舟が通うためだ。

 八丁堀駅は、池波正太郎の時代小説「鬼平犯科帳」で知られる長谷川平蔵の生誕地とも考えられる場所に近い。変更前は平蔵の半身像と家紋だったが、新デザインは「堀」に陣がさと十手を絡ませた。図の左下にこまが描かれているのは、駅構内にこまの絵入りのタイルがあるからで、平蔵とは無関係だという。

 JR東日本によると、刷新を機会に各駅のカラーをよく知ってもらおうという狙いがある。外国人観光客を意識し、駅名の英語表記も入れた。