「オンライン」学びに新たな可能性 県立大、学生は積極発言

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オンライン授業で学生とディスカッションする高橋教授
オンライン授業で学生とディスカッションする高橋教授

 新型コロナウイルスの感染予防のため、秋田県立大がオンライン授業を導入してから間もなく3カ月になる。9月末までの前期分の授業は原則、ビデオ会議システム「Zoom(ズーム)」を活用して実施。同大によると、対面授業に比べて学生が積極的に発言するようになるなどの変化が表れているという。

 「じゃあ発表を始めましょう」。同大総合科学教育研究センターの高橋秀晴教授(63)は、ノートパソコンに向かって呼び掛けた。高橋教授が受け持つ教養科目「文学・文化学A」には、1~3年の18人がオンラインで出席。この日は課題図書「きりぎりす」(太宰治著)の感想発表とディスカッションが行われた。

 1人が話し終えるとすぐに別の学生が話しだす。対面授業では高橋教授が「質問はありますか」と問うと、「特にないです」という返事が多かったが、オンライン授業では一変した。「学生が語りだし、まるでラジオを聞いているみたい」と高橋教授。「言葉のやりとりを重視したことで、集中力が増したのではないか」とみる。

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