仕事のゲンバ:ココラボラトリー(秋田市) 人とアートつなぐ空間

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ダンサーの加賀谷さん(左)と観客が一対一で向き合う。コロナ禍が生んだ実験的なダンス公演だった=6月14日、秋田市大町のココラボラトリー
ダンサーの加賀谷さん(左)と観客が一対一で向き合う。コロナ禍が生んだ実験的なダンス公演だった=6月14日、秋田市大町のココラボラトリー

 目の前でダンサーが踊り始める。観客はただ一人。見る側と見られる側の間に緊張感が走る。まるで、真剣勝負のような時間が流れていく。

 6月14日。秋田市大町のココラボラトリー(通称ココラボ)で小さな公演があった。タイトルは〈ダンス、おひとついかがですか?〉。踊り手は秋田市のダンサー、加賀谷葵さん(29)。

 実はこの公演、コロナ禍が生んだ一つの試みだった。

 ココラボ代表の後藤仁さんが語る。「決まった開演時間に、集まった人の前で踊るのが通常のダンス公演だと思う。でも今回は違った。お客さんは好きな時間に来て、ダンサーはその人に向けてマンツーマンで踊る。一人のためのダンス公演だったんです」

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