祖父たちの戦争(1)2人の兄 遺書と遺体写真の衝撃

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仏間に飾られている2人の遺影
仏間に飾られている2人の遺影

 特攻隊として戦死した祖父の兄の遺書をきっかけに、記者(37)がその足跡を追い、戦争の記憶と向き合った。8回続き。

 ◇  ◇

 「家にある遺書の写真を撮ってほしい」。八郎潟町の実家から電話がかかってきたのは、2013年の夏だった。

 遺書は、戦死した祖父の兄が、祖父ら弟たちに宛てて書いたものだった。知覧(ちらん)特攻平和会館(鹿児島県南九州市)に寄贈するので、その前に写真として残しておきたい、という。

 8人きょうだいの三男として生まれた祖父は、長兄・渡部由夫と次兄・利夫の2人を戦争で亡くした。私にとって大伯父にあたる利夫が特攻隊だったことは知っていたが、それ以上のことは、詳しく知らなかった。

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