真珠養殖のアコヤガイ今年も被害 三重、コロナと二重苦を懸念

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外套膜と呼ばれる部分が縮んだアコヤガイ=5月(三重県水産研究所提供)
外套膜と呼ばれる部分が縮んだアコヤガイ=5月(三重県水産研究所提供)

 三重県志摩市の英虞湾で、真珠養殖に使うアコヤガイが死ぬ被害が昨年に続き確認されている。県は原因までは特定できないとしつつ、高い海水温などが影響している可能性があるとして、8月に入り警戒を強化。業者からは、新型コロナウイルスの影響による真珠の需要減との二重苦を懸念する声も出ている。

 「根本的な原因が分かるまで解決は難しい」。志摩市で30年以上、養殖を続ける原条誠也さん(60)は、英虞湾に浮かぶ船上でこぼした。今年は、核入れする3年貝に異常はないが、生後1年未満の稚貝がほぼ全滅。「水温が上がる8月にダメージを受け、秋にさらに被害が広がるかも」とうつむいた。