横手送り盆中止「人生の楽しみ、来年こそ」 屋形舟職人の思い

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屋形舟の模型を眺める加賀谷さん。送り盆まつりで使われる舟作りに携わり60年以上になる
屋形舟の模型を眺める加賀谷さん。送り盆まつりで使われる舟作りに携わり60年以上になる

 新型コロナウイルスの影響で、約300年の歴史があるとされる県指定無形民俗文化財「横手の送り盆まつり」が中止に追い込まれた。祭りに携わる人たちは、夏の風物詩なきお盆にどんな思いを抱いているのか。その胸中を聞いた。

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 横手市中心部の若衆が町内ごとに集まり、稲わらと木で作った屋形舟を担いでぶつけ合う。毎年8月16日夜に行われる屋形舟の繰り出しは、3日間にわたる同市の伝統行事「横手の送り盆まつり」のメインイベントだ。

 農業加賀谷正悦さん(81)は、その屋形舟を作り続けて60年以上。長きにわたる経験は周囲から頼りにされている。昨年は舟を出した13町内のうち、地元の大水戸町を含む6町内分を作った。

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