仕事のゲンバ:御成座(大館市) 「街の映画館」守り抜く

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2014年に切替代表(左)が復活させた大館市の御成座。レトロな趣が今も残る
2014年に切替代表(左)が復活させた大館市の御成座。レトロな趣が今も残る

 35ミリフィルム映写機から放たれる光が、スクリーンに往年の名画を映し出す。大館市の映画館「御成(おなり)座」。座席の肘掛けは隣席と共有。背もたれと座面は薄手の布張りで、長時間座ると背中や腰が痛くなってくる。快適とは言い難い環境だが、かつて至る所にあった「街の映画館」の雰囲気を求め、全国から熱心な映画ファンが足を運ぶ。

 JR大館駅のほど近く、御成座の建物正面には手描きの絵看板が掲げられ、道行く人の目を引く。スクリーンを複数設置したシネマコンプレックス(シネコン)の上映形式が主流となった昨今では珍しい、ただ一つのスクリーンを備える。映画館だけでなく、代表の切替(きりかえ)義典さん(47)や妻桂(かつら)さん(51)らが暮らす住居でもある。

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